24歳のイエーガー・おしゃ子(矢作穂香)は、おしゃれな家の英才教育を受けてきた。ある理由から25歳までにおしゃ子が認める「おしゃ家」に住む男性を見つけなければらならないが、理想が高く、理想の家に住む男性はなかなか見つからない。
毎回、お持ち帰りされるたびに家にダメ出しをして、男性を精神的に追い詰める。
原作はWEB漫画。
第5話の内容です。
外科医 舞楽ジャック(ぶらくじゃっく)
ある日おしゃメンを探しているとおしゃ子が車にひかれそうになり、隠戸(市原隼人)が助ける。
そこにたまたま通りかかった外科医の舞楽が駆け寄ってくる
舞楽「大丈夫ですか?僕は医者です」
おしゃ子「知りたいこのクールなお医者様がどんな家に住んでいるか」
後日、偶然を装っておしゃ子が舞楽に街中でぶつかり
デートにこぎつけるおしゃ子。
ステーキデートで、おしゃードルがどんどん上がり、お持ち帰りOKになるおしゃ子。
おしゃ子「私相当酔っぱらっておりまして、おうちにお邪魔したいと思っております。」
舞楽「家はだめだだよ。家は僕の聖域だから」
おしゃ子「私酔っぱらっちゃった~」
舞楽「嘘はだめだよ。そんなに飲んでないし医者だからわかるよ」
と倒れこみそうになるおしゃ子
舞楽「わかったからとりあえずうちに行こう」
おしゃ子「計画通りおうちに」
なんとついたのは豪邸の一軒家
舞楽「おしゃ子ちゃん自分の家にはこだわりがあるんだ。だからびっくりしないでね」
おしゃ子「望むところだ。いざ出陣」
おしゃ子「きれい、整理されてる」
舞楽「うちスリッパないんだ」
おしゃ子「大丈夫です。スリッパ携帯してる系女子なので」
とマイスリッパを履いて家に上がる
おしゃ子「この玄関シンプルって次元じゃない」と家中を駆け回る
おしゃ子「物がない。この男ミニマリストだ。ファッションチェックに全裸で来るようなもんだ」
舞楽「物があるのが嫌なんだ。でも昼間は日差しがインテリアになるんだ」
おしゃ子「カバンをどこに置けば・・・置くスペースは無限にあるのにどこにおいても汚点に。ここは部屋のど真ん中に」
舞楽「あ、カバンならそこにそこが置くスペースだから」
おしゃ子「さーせん」
おしゃ子「何たる屈辱、主導権を握られるとは」
とおしゃ子は舞楽が読む本に目が行く
おしゃ子「これは美意識をこじらせたものが必ず買うバイブル”陰翳礼讃”。簡単に言うと最近の日本明るくね?っていう本。」
舞楽「陰翳礼讃ってほんですごくいいよ」
おしゃ子「知ってます。私も4歳のとき読みました」
舞楽「4歳・・・」
おしゃ子「本当は6歳。私にサバ読ませるとは。この男本当のミニマリストか。」
舞楽「どうしたの怖い顔して」とほほ笑む
おしゃ子「輝いて見える。私の心がこの家を認め始めてる。おしゃ家ソムリエの旅はここがゴールなのか?」
とおしゃ子は自分の服にテープがついていることに気付く
おしゃ子「どこでついたかわからない謎のマヌケテープがついてる。まぬけテープとはたまに服について人をマヌケに見せる謎のテープのこと。・・・ない、ない、この部屋ゴミ箱がない!この男浮世のものなのか」
おしゃ子「無臭だ」
舞楽「無臭だよ。匂いには敏感だからね。この物の量で匂いあったらそいつはやばいね。はははは、矛盾がすごいね、面白い」
おしゃ子「笑いのツボが独特すぎる。でも好きが始まってるのか?私の♡ハートあなたのはーとにお引越し~嫁いでいいのか?このごみ箱なし!いかんいかん相手のペースに飲み込まれてるぞ」
おしゃ子「お手洗いいって頭冷やしてくる」
とトイレへ。
おしゃ子「やはり徹底したミニマリストの洗面所。なめれる」
舞楽「何してんの?あれかな、おしゃ子ちゃんって結婚したら洗面所に勝手に自分のもの置いて帰るタイプ?化粧水とか?ヘアバンドとか?猫飼おうと買い始める侵略系女子なの!?髪の毛一本も置いていかせないぞ!」
おしゃ子「はははは。一瞬でも心揺らいだ私がばかだったは。あんたの部屋は全くエロくないこんなにエロくない男の部屋来るの初めてだわ!誰がこんな部屋で己の性を開放できるの?こんな部屋じゃSにもMにもなれない。部屋は心を映す鏡。あなたの心もこの部屋と同じ。ほかの人が入り込む余地がない。この部屋は優しくないの。部屋におちた女の髪は次の日エロい顔して拾ってひとしゃぶりしてからごみ箱に捨てるくらいの度量を持ってよ」
舞楽「くそ。この国はなげっかよ」とおしゃ子の髪をもって捨てそうになる自分を抑える。