24歳のイエーガー・おしゃ子(矢作穂香)は、おしゃれな家の英才教育を受けてきた。ある理由から25歳までにおしゃ子が認める「おしゃ家」に住む男性を見つけなければらならないが、理想が高く、理想の家に住む男性はなかなか見つからない。
毎回、お持ち帰りされるたびに家にダメ出しをして、男性を精神的に追い詰める。
原作はWEB漫画。
第4話の内容です。
マルチハイパープランニングコンサルタント「俺王国」
とある雨の日、おしゃこは急に降ってきた雨に傘を持っておらず、雨宿りをする。
そこに同じく雨宿りするひとりの男性がいた。
名前は俺王国(オレランド・袴田吉彦)だ。
おしゃこ「雨やまないですね」
俺「見てて。123」と雨が止む。
おしゃこ「まさにイリュージョン!」
俺「ごめんね、君と出会うために俺が降らしたんだ。この雨」
ハートを撃ち抜かれるおしゃこ
後日友達とカフェにいるおしゃこのもとへ俺がやってくる。
俺「おれがおしゃ子に会いたいと思ってるってことは、おしゃ子も会いたいだろうなと思って」
おしゃ子「嬉しい」
俺「行こうか」
と俺の車がレッカーされてしまっていた。
俺「俺のカイエン駐禁でレッカーされちゃたみたい」
※カイエン:高級外車ポルシェの一種
俺「俺交通ルールは守れないけど好きな女は守るから、タクシーよぼ」
おしゃ子「うん」
おしゃ子「何あの落ち着きぶり、ユーモアに変える余裕」
おしゃ子のおしゃードルポイントも上がっていく。(ポイントが一定数になると家に行ってみたいと申し出る)
とここで俺が逆ナンされ若い女性に連絡先を渡される。
おしゃ子「どんな家に住んでるかもわからない段階で告白とは。男は顔じゃない家でしょー!」
俺「おしゃ子、君は俺に選ばれた唯一のフィメイルだ、俺の家にようこそ」と左手の薬指に指輪をはめられる
おしゃ子「俺はいわゆる婚約指輪・・・」とおしゃードルもMAXになり、家に行くことに。
と家に向かっている途中にひったくり犯に出くわす。おじいちゃんがバッグを奪われるが、俺が捕まえておじいちゃんに返す。
おしゃ子「パーフェクト!」
そして、俺のマンションに到着
おしゃ子「入る前のこの瞬間が一番ドキドキする、入りたいけどすぐには入りたくない」
俺「どうぞ」とドアを開ける
おしゃ子「これは海外でお馴染みのフラット玄関」
俺がスリッパを出すが、断ってマイスリッパをはく
俺「わが城へようこそ」
おしゃ子「玄関に続いてシンプルな」
俺「シンプルって思った?部屋に物が多いと思考力の妨げになるから極力排除してるんだ」
おしゃ子「わかるわかる。成功してる人ってそういう人多いよね。とか言いつつ置いてある家具は統一感があって申し分のないクオリティ。これは間違いなくおしゃ部屋。」
しかし違和感を持つおしゃ子
おしゃ子「この部屋フォーカルポイントがないんだ」
※フォーカルポイントとは思わず注目しちゃうポイントのこと
俺「おしゃ子どうした、俺っていうフォーカルポイントから目が離せなくなっちゃった?」
おしゃ子「その手があったか!こんなおしゃ部屋見たことない。おしゃ神様、おしゃ子のおしゃ部屋探しはこれにて終了しま・・・・」
とあるものを見つけてしまったおしゃ子。
俺「どうした?」
おしゃ子「喉が渇いたなと思って」
俺「ワイン飲もうか」
とそのすきにおしゃ子は本棚ににある洋書と空の写真集を見つける。これはいきった男の部屋に必ずある。
そして指紋検査キットで検査する。
指紋がたくさんついている
おしゃ子「これだけ読み込んでいれば問題なし」
と隣の本を引っ張りだすと、本のケースだけ入れてあることに気付く
おしゃ子「なんだこれ」
とここでおしゃ子はトイレに行くと言って他の部屋も見て回る。
あまりに物が少ないので怪しむおしゃ子。クロゼットや棚に何も入ってない。
俺の待つリビングに戻ってきて、ソファをひっくり返すと、レンタルスタジオのシールが貼ってあった
おしゃ子「これなんですか?」とシールを取って俺に見せる
俺「おしゃ子ごめん。俺嘘ついてた。実は駒澤で新弧を建築中でさ、ここ仮住まいなんだ。びっくりさせようと思って」
おしゃ子「嬉しい、あたしその家行ってみたいです」
俺「来月にはできるから」
おしゃ子「今。手抜き工事してないか見に行かないと」
俺「もう少し仕上がってから連れていきたいな」
おしゃ子「お願い。。。ね?」
俺「えーと・・・」
おしゃ子「まだまだ詰めが甘いんじゃーい」と叫び、俺のジャケットにも”レンタル衣装”とタグに書かれていることを見破る
おしゃ子「全部レンタルやないかーい!」
おしゃ子「あんた結婚詐欺ってやつじゃない?」
俺「えーと、はい」
おしゃ子「警察に連絡しないと」
俺「それだけは勘弁してください」
おしゃ子「犯罪だからね。あんた俺王国じゃないわね。誰?」
俺「高円寺で劇団員やっております”野留松來(のるまつらい)”と申します。ニューヨークで大きな公演が決まっていたのですが、みんなためたお金を持ち逃げされまして・・・すみません、このチャンス逃したくなかったのです。でも間違ってました。警察に連絡して下さい、ちゃんと償います」
と雨を降らしていた人やひったくり犯の犯人やおじいちゃん、逆ナンの女性も劇団員の仲間だった。
おしゃ子「いくら騙そうとしてたのよ」
俺「300万円ほどです」
おしゃ子「それっぽっちで騙そうとしてたわけ?」
俺「え?」
おしゃ子「何それくらいなら払ってもらえるんですか?みたいな顔してんだよ!払わねえよ!もう時間の無駄だわ」と帰ろうとする
俺「おしゃ子さんその指輪レンタル何で返してもらっていいですか?」
と指輪を外して出ていくおしゃ子
というところで終了