11話は健人(三浦貴大)の最終回。
前回の健人の回はこちらから↓
天空キャンプで海鮮缶詰づくし
山中の小川で、缶詰でつまみを作り、近々のビールを飲む健人。
健人「いかんいかん、まだ山登りが残っているんだ」と2本目に手を伸ばしたところで、飲むのをやめる。
荷物をまとめて、先に向かって歩き始める。息が切れる。
クマよけの鈴をつけ、急な坂道を歩いていると
剛田というおじぃさん(仲本工事)にお声を掛けられる
剛田「青年!青年!」と声を掛けられ、落としたクマよけの鈴を落としたことを教えてくれる。
健人「すみません」と拾って先ヘ進もうとする。
剛田「みんな通り過ぎるか」とくるしそうな合田
健人は戻り
健人「お父さんどうされましたか」
剛田「お父さん?剛田巌だ。青年、前を歩いてくれんか俺後からついていくから」
健人「ああ」
剛田「そりゃよかった、君の背中を見ながら頂上まで登りきるぞ」
と健人は剛田の重いリュックを持って山道を登り始める。
剛田はそのあとをついていく。
剛田「おい青年、腹減った」
と食事にする2人
剛田「おい青年一つ食え」と缶詰の炊き込みご飯をもらう健人。
健人(山入って缶詰食って、40年後の俺かなぁ)と剛田を見て思う。
健人「よかったら」と缶詰のオイルサーディンを剛田にあげる
剛田「うまいな、缶詰すきか」
健人「はい、キャンプに来るときは毎回缶詰なんです」
剛田「俺もかみさんから缶詰のおいしさをおそわってな、これかみさんの好物」
健人「うまいっす、剛田さんはよくキャンプに?」
剛田「10歳に時分から、昭和24年か」
健人「すごい、キャンプ歴70年!」
剛田「はは」
健人「いつもおひとりで?」
剛田「かみさんと一緒だったな、山が好きでずーっとさきを登っちゃってな。今日はかみさんの命日なんだ・・・」
健人「そうなんですか」
またしばらく上ると、剛田が座り込んでしまう
剛田「青年、先に行け」
健人「頂上まで一緒に」
剛田「いいからいけ」
健人「今度は俺が剛田さんの後ろを歩きますよ」
剛田「よし、GOGO!もう少しだ」
とようやく頂上に到着する。
剛田「はーーー」と花を持って空を見上げ、花を投げる。
剛田「ありがとうねー」と言いながら花を投げる。
キャンプの準備をする2人。
薪をとってくる健人。剛田に見せると、
剛田「針葉樹ばかりじゃないか、火付きはいいがすぐに火持ちが悪いんだ。選ぶんなら広葉樹を選ぶんだ、火付きは悪いが火持ちがいい。目先の楽を考えるな。人生だってそうだ、女だって針葉樹よりも広葉樹を選べ、君にはそれが会ってる。今日は世話になったな」
健人「いえ」
剛田「俺の若いころにそっくりだ」
健人「剛田さんも俺にそっくりです」
剛田「え・・・。よしそろそろお互いの時間を過ごそう。一人で山に来た理由があるだろ」とそれぞれの時間を過ごすことに。
健人「一人で山に来た理由はこれ」
健人は料理を始める。北寄貝の缶詰にバター醤油、たっぷりのネギと七味をいれ焼いて食べる。
健人「うん」とうなりビールを飲む。
続いて、雑炊を作り一人の夜を満喫する健人。
ひとりで山に来た理由はもう一つ。
と別れた彼女の理恵子からきた最近きた手紙をだす。
健人「すぐに開ける勇気がなくて山にまで連れてきてしまった」
元恋人 理恵子の手紙の内容
健人へ
あなたには 私が決して踏み込めない宇宙があった
さようなら
理恵子
健人「何度読み返しても、、、」とため息をつく。
健人「その日の夢の中で俺はあの沢にいた流れる水をいつまでも触っていた」
目が覚めると、理恵子の声で「見上げてごらん夜の星を」が聞こえたきがした健人。
慌ててテントの外に出る健人。あたりを見ても誰もいない。
聞こえた歌の続きを歌う健人。
翌朝、
健人「まぁ、しょうがないか」
と朝ご飯を作り、食べる健人。
健人「土のにおい、木々や生き物のうごめく音、まじりっけなしの自然の中で、食べたい缶詰を食べる、これが俺の幸せ」
焚火の日に手紙を入れる。
まとめ
健人の最終回でした。
元カノの理恵子からの手紙が届きましたね。
手紙の内容から察するに、一緒にキャンプをしてた頃も、どこか健人が自分の世界に入ってしまい、理恵子が置いてけぼりにされるようなことがあったのでは?と思ってしまいます。
最後には手紙を燃やして、きっぱりけじめをつけた健人でした。
そして、前半で何気なく出てきたおじいさんがドリフの仲本工事だったとエンドロールで見てびっくりしました。
健人と重なるような存在として出てきました。
ロケ地(撮影場所)はどこ?
健人の最終回は長野県の陣馬形山キャンプ場でした。
https://www.go-nagano.net/topics_detail6/id=587
中央アプルスと南アルプスが一望できる「天空のキャンプ場」とも呼ばれている絶景のキャンプ場です。
天気の良い日には、眼下に伊那盆地が一望できるキャンプ場です。
参考